教育とは何でしょう
今年も近隣の私立中高で選択授業の講座を受け持ちました。
「SDGsとパーマカルチャー」と「ヨガ」のクラスです。
いまの世相を受けて、子供たちに伝えたいコアなメッセージがあります。それは、何事もそもそもを疑ってみること。
親や先生、そして国の指導者だって常に正しいとは限らない。オトナは常識や長年の思い込みから偏った視点を持っていることも多い。社会的な立場から、発言や行動が制限されることがある。また過ちに気づいても、それを認める勇気を持てないことも。
なので、世界の課題を解決したい、と思ったら、課題だらけの世界を作ってきた今のオトナや社会システムをまずは疑ってみることも必要なのだと思います。表向きに言われていることだけでなく、どのような背景でその問題が形成されてきたのか、さらに複雑化されているのか、納得いくまで自分で調べてみる。色々な人と意見を交わしてみる。正解のない課題に自分なりの答えを見出していく姿勢を大切にしてほしい、と全霊で伝えています。自戒を込めて。
ただ… マスクを付けながらの授業って、とても難しいです。こちらの熱も伝えづらいし、相手の表情も見えない。ウィルスを防ぐ効果なんてほとんどない布切れ一枚なのに、大きな心の壁になりうることを感じます。子供たちにとって、こんな学校生活が一年以上も続いているなんて、心が痛みます。
さて、パーマカルチャーとは自然の働きを観察し、自然の永続性や調和から学び、その原理や法則を用いて自身の暮らしや地域コミュニティをデザインする手法です。1970年代にオーストラリアで発祥した学問ですが、今や世界中で実践されている普遍的なツール。より良い世界を築くための社会的ムーブメントとも表現されています。詳しく知りたい方はぜひ本などをお手にとってみてくださいね!