植物性の食品だけを食べるベジタリアンやヴィーガン、プラントベースと言われる食習慣は、様々な理由や考えのもとに実践されています。
私たちが選ぶ理由は、2つあります。
まず、栄養の吸収や消化に負担が少なく、体内の循環を良好に保てるため。ベジタリアンの語源となっている”vegetus”=「活氣ある、元氣な」という言葉通り、身体が軽くて心地良い、という感覚を大切にしています。
もう一つは「制限」を持つことで、よりクリエティブな発想力を呼び覚ますため。アレルギーや体調管理から食事に制限を持つ人が増えている現代。「〜を食べてはいけない」と頭で制限をかけて食事の楽しみを半減させるよりも、その中でこその工夫と想像力を凝らし、素材の持つ可能性を引き出し、十分に美味しく栄養のバランスが取れた食事を作ることもできる。昔ながらの調理法や近年の知見から学びながら、そのような発想の転換に挑んでいます。
身体が教えてくれる感覚、素材と調理に向き合う感性を澄ましながら、プラントベースの食事を作っています。